うなぎや鎌田川魚店
住所:京都市上京区一条通七本松西入東町45-1
電話:075-462-0415
定休日:木曜日
営業時間:AM10:00~売り切れ次第
味自慢 炭火焼き関西流のうなぎの蒲焼のお店で、北野商店街の名物のひとつです。
1尾1尾、厳選して仕入れたうなぎを創業百余年の自家製タレで焼き上げた逸品が、多くのお客様に喜ばれております。
現在(令和5年4月)、当店で販売できる良質なうなぎが少なく、早い時間での売切れ、臨時休業させて頂く場合がございますが、
1尾 2600円~3700円で販売しております。
その他、八幡巻、出し巻き、にしん昆布巻き等も味自慢の品です。
営業は、午前10時より販売しておりますので、是非ご来店頂き、ご賞味下さい。
令和5年5月中頃より、リニューアルオープンの予定です。
親子四代百余年来の老舗、北野界隈では「鎌田のうなぎ」で名が通っています。
川魚も扱っておられますが、鰻が主です。
関西流の鰻です。関西流の鰻と云いますのは腹から開いて蒸さずそのまま百年伝えられたたれを付けて焼きます。
そのため鰻の味、皮の固さに誤魔化しがききません。
先々代から聞いた話ですが、鰻には三つの注意点があるとのこと。
1つ目は皮が固くて食べられないものがあること。
2つ目はきな臭い香りや味がすること。
3つ目は火力。
対応方法ですが、2つ目は産地を厳選することです。
3つ目は良い炭を使うこと(鎌田では備長炭を使用)で解消しますが、炭火焼きと云うのは上からの鰻の油が落ちるためその油が炭をコーティングするようにおおい段々火力が落ちてきます。
そこで火を消し水で油を洗い落としてまた火を起こして使います。
ですから炭火焼きは大変なのです。
このうち1つ目が一番問題で、鰻には皮の固い物と柔らかい物が必ず混ざっています。
そこで鎌田では一本ずつ手で掴んで皮の固さをたしかめて持って帰ってきます。
これが鰻の一本選りです。でも良い鰻だけ選られた問屋は困ります。
この一本選りで買える鰻屋は京都で一握りと聞いています。
百年も昔から選らしているので今さら断れないと云う所があるのでしょうね。
けれども選って買う方も大変です。
休みの日も、雨の日も、風の日も、毎日選りに中央市場に行っているようです。
良い鰻のない日も多々あるためです。
中央市場へ食品を仕入に行く人の話ですと、雨の日はカッパを着て雨に打たれながら鰻を選っているそうです。
これが鎌田の一本選り炭火焼きの鰻です。御贔屓に。